株式会社 日本データコントロール

プロジェクトストーリー

製造ソリューション

STORY.04 建材・住宅設備機器メーカー様

ミッションは先進のプライベートクラウド構築

PROJECT MEMBER

1500台のサーバーを2年間でクラウド環境へ

いまIT分野でもっともホットな話題の一つがクラウドコンピューティングだ。コンピュータを意識することなく、必要に応じてインターネットなどを通じてアプリケーションやサービスなどを利用できるシステム環境のことだ。自社内で同様のシステム環境を構築するとプライベートクラウドと呼ばれ、セキュリティ面の向上が期待できることから導入を進める企業が増えている。

「ちょっと力を貸してくれないか」

日立製作所の担当者の方から森谷正治に声がかかったのは、2013年10月のことだった。NDCは創業期より同社グループと協業関係にある。森谷自身も、同社グループの生産管理システムなどの構築を担当してきたこともあって、その担当者をはじめ同社のシステム部門の方とは昵懇の間柄だった。プロジェクトのクライアントは、建材・住宅設備機器のリーディングカンパニー。2年間で同社の約1500台に及ぶサーバーをプライベートクラウド環境へ移行するのがミッションだった。森谷はこれまで様々なシステム構築に関わってきたITのプロフェッショナルだ。だが、プライベートクラウドとなると初めての経験だった。腕が鳴った。

サンプルは一切なくゼロからのスタート

だが、ハードルは想像以上に高かった。このプロジェクトは、日立製作所が新規事業として立ち上げたクラウドサービス事業の一環。お客様のデータセンターにプライベートクラウド環境を構築し、利用量に応じて料金をいただく従量課金型のサービスである。NDCではプロジェクトメンバーにすることを「アサインする」というが、当初NDCがアサインしたのは事実上森谷1人。しかも新規事業のため、サンプルは一切なくゼロからのスタートだった。

「まずドキュメントの作成にかかったのですが、当初3カ月間は私1人。課金体系から移行手順など日立製作所の方々と何度も議論を重ねました。」

時間の制約もある。暗中模索の中で課金体系や移行手順を決めた後は、1カ月間で移行リハーサルを済ませる必要があった。

「このプロジェクトに限らず、私たちの仕事はスピード感が大事。小さなミスには目をつぶり、力技でとにかく形にしていくことが重要なのです。分からないこともありましたが、最新知識をぐんぐん吸収できている実感が原動力でした。特にお客様のデータセンターには日本に数台しかない特注マシンもあり、それを見た時は感動で震えました。」(笑)

無から有を生み出す醍醐味がある

移行リハーサルが滞りなく終わり、年が明けた初夏。実際に移行が始まると、大手航空会社のシステム構築の案件を終えた福田泰千が、新入社員として大手生命保険会社のシステム構築に関わった荒木大誉が、入社後2つ目のプロジェクトとしてアサインされてきた。福田はそれまでインフラ系のシステム構築の経験が長く、今回のようなクラウドコンピューティングは未経験だった。

「クラウドコンピューティングは仮想化技術によって支えられていますが、仮想化技術自体、私自身は詳しくはなかった。でも、スキルアップの絶好の機会ですから大いに楽しみでした。入社して経験の浅い数年間は未知の経験に戸惑ったことが多かったものですが、新たな刺激というのは自分を成長させてくれますからね。」

入社して日の浅い荒木は戸惑いが多かったようだが、それでも貴重な経験をしているという。

「OSだけでもWindows NTからLinuxなど多種多様な構成で、古いOSもありどうやったらアプリケーションが動くのか分からないことばかり。それでも自分なりに調べ、それでも分からなければ森谷さんに教わりといった感じで移行作業を進めています。実は一度大きなミスをして迷惑をかけてしまったのですが、森谷さんには”失敗が糧になる”。迷うことは悪いことじゃない。スキルアップのための通過点と励まされています。」

その言葉を引きとって森谷が言う。

「人間ですから誰にでもミスはある。同じミスを繰り返さなければいいのです。私自身もいろいろなミスをしてきましたが、その結果、いろんな経験ができ、今回のプロジェクトにも役立っています。無から有を生み出す苦労は並大抵ではありませんが、小さなシステムが稼働し始め、それらが連動して動きだすのを目の当たりにすると、大きな達成感を覚えます。これがNDCの仕事の一番の醍醐味です。」

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