外字ファイルの入手方法
日立ホストシリーズの場合
  1. ホスト側「漢字辞書:USER.KANJILIB」で「漢字辞書保守:KLIB」を使用し変換元外字ファイルを抽出します。
    レコード長は172バイト(LRECL=172)を指定します。

    JCLサンプル
    (*1) 外字レコードグループ名称を指定
    (*2) 抽出する外字コードの範囲を指定

  2. CommuniNetとIFITなどでPC側へのコード無変換でダウンロードして下さい。
    転送時のレコードサイズは172バイトにして下さい。
    レコード末尾には改行コードを付加しないで下さい。
日立elles7シリーズの場合
  1. elles7外字ファイル##ODMDBO.FNTから、転送用ワークファイルWORK.DAを作成します。
    ECPY 01-WORK.DA:N I1-C1./##SYSSFD/##ODMDBO.DB LST-:N

  2. WORK.DAをFTRANまたはftpでコード無変換でダウンロードします。
    例)FTRAN HOST-WORK.DA PC-C:\WORK\##ODMDBO.FNT FUN-D
IBM AS400シリーズの場合
フォント管理援助機能 (FMA)を使用して、AS/400の外字をPCにダウンロードします。
手順はSTRFMAコマンドを投入して、3(DBCSフォント・テーブルからのユーザ定義文字コピー)を行い、STRDBG UPDPROD(*NO) コマンドを投入後に再度、フォント管理援助機能 (FMA)の 2(DBCSフォント・テーブルへのユーザ定義文字コピー)、3(DBCSフォント・テーブルからのユーザ定義文字コピー)を行い、ENDDBGでデバッグモードを終了して、生成されたQTEMP/QFMAUSRをftpのBINARYモードでPCに取り込みます。
以下にその詳細を記述します。
  1. DBCS フォント・テーブルからのユーザー定義文字のコピー
    • STRFMA コマンドを投入する。
    • フォント管理援助機能 (FMA)のメニューから 3 (DBCS フォント・テーブルからのユーザー定義文字のコピー)を選択して実行キーを押下する。


    • 以下のメニューのコピー先に USRFNTFNT を指定して実行キーを押下する。


    • 以下のメッセージが表示されたら、F3(=終了)を押下して終了する。
      『 nnnn 個の文字がユーザー・フォント・ファイルにコピーされた。』


  2. STRDBG UPDPROD(*NO) コマンドを投入する。
  3. DBCSフォントテーブルへのユーザ定義文字のコピー
    • フォント管理援助機能 (FMA)のメニューから 2 (DBCS フォント・テーブルへのユーザー定義文字のコピー)を選択して実行キーを押下する。


    • 以下のメニューの選択項目には 1USRFNTFNTを選択して実行キーを押下する。


    • 以下のメッセージには実行キーで応答する。
      『UPDPROD(*NO) の時にメンバー QFMADIR をオープンすることはできない。
       続行するためには,実行キーを押してください。』



    • 以下のメッセージが表示されたら、F3(=終了)を押下して終了する。
      『 nnnn 個のユーザー定義文字がファイル QIGC2424 にコピーされた。』


  4. DBCSフォントテーブルからのユーザ定義文字のコピー
    • フォント管理援助機能 (FMA)のメニューから 3 (DBCS フォント・テーブルからのユーザー定義文字のコピー)を選択して実行キーを押下する。


    • 以下のメニューのコピー先に USRFNTFNT を指定して実行キーを押下する。


    • 以下のメッセージには実行キーで応答する。
      『UPDPROD(*NO) の時にメンバー QFMADIR をオープンすることはできない。
      続行するためには,実行キーを押してください。』



    • 以下のメッセージには実行キーで応答する。
      『UPDPROD(*NO) の時にメンバー QAFSVDF をオープンすることはできない。
      続行するためには,実行キーを押してください。』



    • 以下のメッセージには C を応答する。
      『 QSYS のサブシステム QINTER のジョブ xxxx が YY/MM/DD HH:SS
        (C S D F) OPEN の過程でエラー・メッセージ CPF4203 が出された。
       応答を入力して,実行キーを押してください。』



    • 以下のメッセージには F12(取消し)を応答する。
      『ユーザー・フォント・ファイルの作業ファイルを割り振ることができない。』


  5. ENDDBG コマンドを投入する。



  6. QTEMP/QFMAUSR を ftp が使用するライブラリーにコピーする。
    • STRPDM コマンドを投入する。


    • プログラム開発管理機能 (PDM)のメニューから 1 (ライブラリーの処理)を選択する。


    • 処理するライブラリーに QTEMP を指定して実行キーを押下する。


    • OPT に 12(処理)を指定して実行キーを押下する。


    • OPT に 11(移動)を指定して実行キーを押下する。


    • 受入れライブラリーに ftp で使用する ライブラリーの名前 を入力して実行キーを押下する。
      例)ライブラリーの名前:NDC
  7. ftp を使用して、BINARYモードで QTEMP をPCにダウンロードします。
    前提条件)AS/400でftpサーバが起動されているものとします。
    • DOSプロンプト を起動します。
    • us コマンドを投入して、英語モードにします。
    • ftp を起動してAS/400と接続します。
    • userpassword を入力します。
    • binary と入力してbinaryモードを指定します。
    • get QFMAUSR と入力してQFMAUSRをPCにダウンロードします。
    • bye と入力してftpを終了します。
      ftp終了後、カレントに存在するファイル QFMAUSR が変換元外字ファイルとなります。